当社は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)とヨドコウ桜スタジアム(指定管理者:一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ、所在地:大阪府大阪市)が共同で実施する実証実験に、エッジAIカメラソリューションを提供しました。
ヨドコウ桜スタジアムは、サッカー、ラグビー、アメフトなど、スポーツに関連するイベントの年間の来場者数は32万人を超え、卒業式や入学式、結婚式などのイベントも年間130件以上開催される、日本でも数少ない駅近のスタジアムです。2021年4月のリニューアルオープンからまもなく5年目を迎えるにあたり、多くの来場者に向けたより安心・安全なスタジアム運営とマーケティングを通した新しい施策を検討してきました。
CTCとヨドコウ桜スタジアムの実証実験は、スタジアムの入場ゲートにエッジAIカメラを設置し映像を解析することで、これまで見えなかった課題の可視化や改善を行い、新たな顧客体験につながる施策の検討につなげるものです。
入場者の人数・性別・年代などのリアルタイム判別や、データ分析、グラフや表での視覚的な表現などを活用して、来場者の傾向を把握し、物販品・フードの品揃えの検討におけるAIカメラやデジタルデータの有効性を確認したり、来場者の視線からサイネージの効果を評価して広告内容の改善やサイネージの設置場所の検討につなげたりして、マーケティング施策の検証を進める予定です。
また、混雑や危険な状況のリアルタイムな把握を通した来場者のケアといった、運営スタッフの業務効率化や顧客満足度の向上も検討します。
CTCは、イベント会場での人流データの可視化や集客分析など、IdeinのエッジAIカメラを活用したシステム構築の実績があり、今回の実証実験でも、ニーズに応じた環境の構築や運用の支援、専門チームによるデータ利活用・開発の支援を含めて、ヨドコウ桜スタジアムのDXの推進をトータルにサポートします。
Ideinは、今回の実証実験に、エッジAIカメラ「ai cast」(アイキャスト)とエッジAIプラットフォーム「Actcast」を提供します。ai castは、デバイス内でリアルタイムにAIデータの処理を行う小型・高性能なエッジAIカメラです。Actcastとの連携により、素早く的確に顔認証ができたり、被写体の姿勢・様子から動線を推定できたりするなど、精度の高い分析や検知が可能です。収集したデータは、個人情報を含まないテキストデータとしてクラウドサービスに保存されるため、プライバシーに配慮した運用が可能です。
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Idein、CTCとヨドコウ桜スタジアムが実施する実証実験にエッジAIカメラソリューションを提供